@article{oai:jpcoar.repo.nii.ac.jp:00000281, author = {小西, 真愉子 and 兒玉, 英也}, issue = {25}, journal = {秋田県母性衛生学会雑誌}, month = {Jan}, note = {早産児に対する生理学的効果を期待して開発されたタッチケア/ベビーマッサージは,近年では正期産児に対してもしばしば試みられるようになった。しかし実際に医療スタッフがタッチケア/ベビーマッサージを導入する場合,その臨床的・生理学的効果がどこまでどのように検証されているかを正しく理解しておく必要がある。そこで本研究では,タッチケア/ベビーマッサージの臨床的・生理学的効果に関する一般的かつ包括的な概念を構築する目的で,文献的調査を行った。医学中央雑誌および、PubMedを用いた検索により,本稿の目的に沿った原著論文である海外文献16件,本邦の文献7件を対象とした。タッチケア/ベビーマッサージの児への臨床的・生理的効果に関しては,体重増加の促進作用8件,睡眠覚醒リズム発達の促進作用7件,行動発達の促進作用3件,ストレス反応の減少効果4件,栄養学的効果2件,低体温の予防効果2件,死亡率の減少などその他2件と,多彩な報告(重複あり)がなされていた。また,タッチケア/ベビーマッサージの効果の背景となる生理作用として,迷走神経活動の促進作用,インスリン・成長ホルモンの分泌増加,深夜帯のメラトニン分泌増加,ストレスホルモンの排世促進,等が検証されていた。しかし,タッチケア/ベビーマッサージの効果が十分に検証されていたのは早産児の報告に限られ,正期産児に関する報告は件数も少なく,その効果の検証は不十分と思われた。タッチケア/ベビーマッサージの臨床的・生理学的効果は,どのような対象にどのようなプログラムで行うかによって,大きく影響されると考えられる。}, pages = {30--39}, title = {タッチケア/ベビーマッサージの児への臨床的効果とその生理的メカニズムに関する文献検討}, year = {2012} }