@article{oai:jpcoar.repo.nii.ac.jp:00000269, author = {川上, 千春 and Kawakami, Chiharu}, issue = {1}, journal = {お茶の水看護学雑誌, Journal of the Ochanomizu Association for Academic Nursing.}, month = {Feb}, note = {終末期がん患者を在宅で看取る家族介護者のピリーフと苦悩の構造、及び訪問看護師による捉え方を明らかにし、家族のビリーフに沿った関わり方を見出すことを目的とした。在宅で看取った家族と訪問看護師を対象とした面接法を行った。分析は質的帰納的手法を用い家族と訪問看護師をマッチングさせた。対象者は家族11名と訪問看護師9名であった。結果、家族には【命の終わりを背負っている】【理想の看取りに近づけたい】【家族は生き続けていてほしい】のピリーフが存在し、ピリーフを貫こうとすることで【背負い込んだものに押し潰される】【逝く人の思いを叶えられない力の無さ】【引きずる後悔の念】【埋めようのない看取り後の空虚]の苦悩が生じていた。訪問看護師は家族のピリーフと苦悩を全て捉えることはできていたが、【在宅での看取りは理想の看取り}【看取りの時期は家族の紳を深める時期】という訪問看護師自身のピリーフが存在し、そのビリーフを通して家族のピリーフと苦悩を捉えた見方をしていた。そのために自身のピリーフに合わないものは【家族は他者が入り込めない看取りの拠り所がある】と捉え、家族への関わり方に影響を及ぼしていた。家族のピリーフに沿った関わりをするために訪問看護師は、家族のピリーフをありのままに捉え、家族のピリーフを保つ要となる【理想の看取りに近づけたい】に働きかけることが家族の苦悩を緩和する効果的な支援方法になると示唆された。}, pages = {36--53}, title = {終末期がん患者を在宅で看取る家族介護者の心の拠り所となるビリーフと苦悩の構造および訪問看護師の捉え方}, volume = {6}, year = {2012}, yomi = {カワカミ, チハル} }