現在、国内外の研究機関では、機関リポジトリと呼ばれる、その機関の学術成果を電子的に保存し公開するシステムの構築が進んでおり、国内においても2019年3月で約800の機関で構築しています。しかしながら、研究機関の主要な学術成果である学術論文は刊行時に学協会様に著作権が譲渡されることが多く、機関リポジトリに学術論文を登録する際には、その都度、学協会様に著作権の登録の可否をお伺いすることになります。このような状況は、その都度、照会を受ける学協会様にご面倒をお掛けすることになるため、各学協会様のオープンアクセスに関する方針(機関リポジトリへの会誌掲載論文登録に関する方針等)を事前に意思表示していただき、それを大学間で共有するという活動を行っています。そうして作られたのが「学協会著作権ポリシーデータベース」(SCPJ : Society Copyright Policies in Japan)です。